楽しいランチタイムを過ごした後に…
こんばんは
めちゃくちゃ久しぶりに、こちらのブログを更新します。
なぜこんなに間が空いてしまったかというと…単純に忙しかったからです。
ただただ単純に…忙しかったのです。
「忙しぶってんじゃねえ!どうせそこまで忙しくないんだろうが!」とお怒りになる人もいるかもしれませんが、不肖エムオー的には忙しかったのです。
なんてったって不肖エムオーは「無理しない」がモットーですから。
とはいっても反省するところはきちんと反省するのが不肖エムオーの長所です。
多くの読者の方々を寂しがらせ、悲しませてしまっていたことは深く反省したいと思います。
昔はサウザーばりに「引かぬ媚びぬ省みぬ」だった不肖エムオーも、どうやらすっかり大人になったようです。
さてさて前置きはこれぐらいにして、さっそく今回の本題に入っていきましょう。
今回はあの大人気シリーズ『アラフォー男性はスタバの店員さんと仲良くなれる?』の第16話をお届けします。
前回の第15話はこちら!
「このシリーズをまだ一度も読んだことがない!気になる!三度の飯よりも気になる!」という人はこちらから第1話が読めます。
仲良しになったスタバの店員さんとランチに行くことになった不肖エムオー。
色々な諸事情がありロイヤルホストというファミリーレストランに行くことになり、ファミレスの中では最高級といえる料理に舌鼓を打った不肖エムオーと仲良しのスタバの店員さん。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、ランチを食べ終えてバイバイすることに。
ファミレスとは思えぬ高額会計に度肝を抜かれた不肖エムオーでしたが、表情には出さず涼しい顔で会計を済ませ楽しいランチデートを終えたのでした。
ここまでが前回の第15話までのお話です。
ここからが今回、第16話です。
スタバの店員さんからの突然の驚きの連絡
仲良しのスタバの店員さんとのランチデートが終わり、その後も仲睦まじいLINEのやり取りをしていた不肖エムオー。
たしかランチをした次の日だったと思います。
仲良しのスタバの店員さんから思いがけの連絡は来たのです。
この連絡を受けた時、不肖エムオーの頭の中に虎舞竜のロードが流れたことは言うまでもありません。
なんでもないようなことが〜♪幸せだったと思う〜♪
まぁそこまで大げさな話ではないのですが、仲良しのスタバの店員さんのことを目に入れても痛くないと思っているエムオーにとってはとんでもない大変なことだったのです。
仲良しのスタバの店員さんからの連絡…それは…
「濃厚接触者になってしまいました」というものでした。
青天の霹靂。
天下布武。←たぶん使い方間違ってます
不肖エムオーの頭に衝撃が走り、人目をはばからず膝から崩れ落ちました。
しかし、すぐに冷静さを取り戻し自分にこう言い聞かせました。
「まだ濃厚接触者になっただけじゃないか。熱が出たり大変な思いをしているわけじゃないから、このまま熱とかでなければいいな」
そう考えたのでした。
しかしそうは問屋が卸さなかったのです…。
※平成以降に生まれた人は分からないかもしれないので一応補足しておきます。「そうは問屋が卸さない」とは、「そんなにうまくはいかない」といった意味の言葉です
思いっきり熱が出たスタバの店員さん
仲良しのスタバの店員さんは濃厚接触者となったことが分かってすぐに、自宅待機となりました。
とは言ってもこの時はまだ具合が悪いなどの症状がなかったので、不肖エムオーもそこまで心配していませんでした。
というか不肖エムオーの周囲にはコロナになって症状が悪化してしまった人がほとんどいなかったのです。
なのであまりリアルな問題として想像できない状態でした。
正直少し楽観視していたかもしれません。
この楽観的な考えが、状況をさらに悪くすることになります。
くっ…不肖エムオー、一生の不覚。
とはいっても楽観視していなくても何かできることがあったわけではないのですが…いや!祈ることぐらいは出来たはずです。
次の日になりLINEで症状を確認してみました。
それと仲良しのスタバの店員さんは、思い切り発熱してしまっていたのです。
しかもめちゃくちゃ辛いとのことで、不肖エムオーはいてもたってもいられなくなってしまいました。
何度も言いますが…とはいっても何かできるわけではありません。
不肖エムオーは両手の人差し指をこめかみに当ててくるくる回し(分からない人は「アニメ 一休さん」でググってみてね)、仲良しのスタバの店員さんのために何かできることはないかと思案しました。
そこで不肖エムオーはハッ!としたのです。
「水とかって家にあるのかな…」と。
確かコロナになると外出しないように気を付けなければいけないはず。
仲良しのスタバの店員さんは一人暮らしなので、水分や食料がないのではないかと心配になりました。
不肖エムオーはすぐに仲良しのスタバの店員さんに「お水とか食べ物とかはあるの?なければ届けるからね」と連絡しました。
すると仲良しのスタバの店員さんから「お水とかがあるととても助かります」と返事が来るではありませんか。
この時不肖エムオーは心配で心配で仕方がなかったので、文章の「お水とかがあると」までを読んだ時点ですでに着替え始めていました。
この時、不肖エムオーは歴史上のある言葉を思い出していました。
風のように素早く動き、林のように静かに構え、火のごとく激しく攻め奪い、山のようにどっしりと構えて動かない
そう!風林火山の精神が大切だと…。
いや、山のようにどっしりと構えて動かないはこの時は適切ではないかも…。
とにかく考えるように動き出すことのほうが大切だと考え、お財布を持った不肖エムオーは自転車にまたがり猛スピードで漕ぎ出しました。
漕ぎ出せ!勝負の大海へ!!
ドアノブでこんにちは
自転車を漕ぎ出してから、不肖エムオーはある重大なことに気がつきます。
「仲良しのスタバの店員さんの家の場所知らないじゃないか」
このシリーズをしっかり読んでいただいている方は既にご存知の通り、不肖エムオーと仲良しのスタバの店員さんは、お付き合いしている関係ではありません。
礼節を重んじる不肖エムオーが、お付き合いもしていないのに男女の関係になるはずもありません。
相手の家を知らないのが普通と言えば普通でしょう。
仲良しのスタバの店員さんとのLINEは、不肖エムオーが送った「とりあえずお水をたくさん買って届けるね」で終わり、エムオーはそのまま自宅を出ていました。
自転車にまたがったままスマホを取り出すと、仲良しのスタバの店員さんから返信が来ているではありませんか。
仲良しのスタバの店員さんからのメッセージには住所が記されていて、「顔を合わせるわけにはいかないので、もしお水とかを買ってきていただけるのであればドアノブに掛けて欲しいです」的な内容が書かれていました。
住所が分かったので一目散に向かうことにします。
ドラッグストアによりミネラルウォーターや病気の時にあったら良さそうなものを手当たり次第に買います。
ミネラルウォーター以外に何を買ったかは少し長くなってしまうので、また次回に詳しく説明したいと思います。
自分が背負っているリュックに買った商品をパンパンに入れ、さらに自転車のハンドルの左右にもレジ袋いっぱいの商品をかけて、不肖エムオーは再び自転車を漕ぎ出しました。
仲良しのスタバの店員さんの家に到着し、オートロックのインターホンを押す不肖エムオー。
玄関のドアの前まで行き、ドアノブに商品を掛けて帰ろうと思いましたが、ここで再び重大な問題に気がつきます。
ドラッグストアでたくさん買いすぎたせいで、とてもじゃないけどドアノブに掛けられないのです!
不肖エムオーは頭をフル回転させて考えました。
こんなに頭を使ったのは生まれて初めてかもしれません。
そして、ある答えにたどり着いたのです。
玄関のドアの横に置いておこうと。
物資を届けた不肖エムオーは、すぐにその場を去りました。
再び自転車に飛び乗り、ある程度の距離を走ってからポケットからスマホを取り出し、「玄関の前に置いておいたので、辛いと思いますが取りに行ける時にお願いします」とメッセージを送っておきました。
しかし…声の感じからしてかなり辛そうだったので、物資を届けたからといって安心できるわけでもなく、とりあえず帰りがけにあった神社によって「仲良しのスタバの店員さんが早く良くなりますように」とお願いして帰りました。
普段は神社のお賽銭箱には10円しか入れない不肖エムオーですが、この時は100円を入れました。
この時はまだ、この出来事がほんの始まりにすぎないこと知る由もありませんでした。
次回!第17話『ありがとうのうた』
絶対読んでくれよな!
こちらの人気シリーズの第一話はこちらから読めます。