自分の自転車に張り紙が!クレーム?高鳴る鼓動…
あけましておめでとうございます。
1月1日です。
元旦です。
お正月っぽい事を特に何もするつもりがなかった不肖・エムオーですが、フライパンでお餅が焼けるという情報を入手したので、フライパンでお餅を焼いて砂糖醤油でお昼ご飯を食べたエムオーです。
お餅を食べてエムオーが放った一言目の感想は「う〜ん、日本人」という感想でした。
まいう〜。
僕の家にはオーブン的なものもないし、電子レンジも壊れてから買ってないのでお餅を食べることを諦めていたんです。
ちなみにオーブンや電子レンジが自宅にないのは、特にそこまで必要がないかなと思っているだけで購入するお金がないわけではありません。
なるべくミニマリストでいたいなと思っている面もあります。
あったらあったで便利なのはわかってるんですけどね。この機会に買おうかな。
いやでもフライパンでお餅を焼けるのを知ってしまったからな、必要ないか。
こういう感じで結局買わないんですよね。
かなり貧乏性なので、本当に必要かどうかをじっくり考えるタイプなんです。
なのでイオンとかでウォーターサーバーを売っている人!僕に営業をかけないで大丈夫ですからね。
「えー!!ウォーターサーバー本体が無料なんですか!?」なんて驚いて契約するなんてことは絶対にありえませんので。
あれって風船とかを使って子供を釣って親子連れを狙ったり、高齢者の方に声をかけたり、なんだかあまりいいイメージないんですよね。
まぁでも、毎月お水が自宅に届くのって便利は便利だから、利用したい人を止める気もないですけど。
ただ過去に「いいかも、好きかも」と思っていた女性が、ショッピングモールで声をかけられてウォーターサーバーを契約して使っていることを知った時に、一気に冷めた経験があります。
誤解のないように言っておきますが、ウォーターサーバーを使うことを否定しているわけではありません。
声をかけられて、まんまと乗せられて契約してしまったことに、将来的に危惧を感じただけです。
だからウォーターサーバーを使ってる会社の人、どうか怒らないで下さいね!
あったらあったで便利だとは思っていますので。
さて、今回のテーマですが、人気の「アラフォー男性がスタバの店員さんと仲良くなった」シリーズではありません。
立て続けにこのシリーズをブログに書いていたのですが、不肖・エムオーはいろんなことを書きたくてこのブログを始めています。
もちろんこれからもエムオーの恋愛事情など、恥を晒しながら赤裸々に書いていきます。
ただ、書く内容はそればっかりじゃないよということです。
「いや、恋愛系じゃないなら読まなくていいや」と思ったそこのあなた!
そういう言い草はないだろう?
ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」風に言うならば、「そんな法はないだろう?」といった感じです。
子供のえなりかずきくんの「夏休みどこかに連れて行ってくれよぅ」というセリフが聞こえてきそうですね。
ちゃんとこのブログのタイトルの通り、失笑噴飯な話を提供するので試しに読んでいってくださいな。
このブログは、不肖・エムオーの恥ずかしい経験などの笑い話だけでなく、ちょっとほっこりできるような話も書いてきます。
このブログを読んだ後に、すれ違う人に「こんばんみ!」と声をかけてしまうような、そんなあったかい気持ちになって頂けたら幸いです。
ちょうど今日は、胸が暖かい気持ちになるほっこりする話をお届けします。
ノンフィクションです。
不肖・エムオーは、マンションに住んでいます。
寝ている時の音に敏感で少しの物音でも起きてしまうエムオーは、引っ越しをする際は必ず鉄筋コンクリートのマンションを選ぶようにしています。
1度木造に住んだ時はすぐに引っ越しました。
現在はファミリーが多く住む、鉄筋コンクリートのマンションに住んでおります。
ちなみに、そろそろ引っ越そうかなと思い物件を探しているのですが、それはまた別の話…。
不肖・エムオーが住んでいるマンションには駐輪場があり、エムオーは自転車を持っているので、この駐輪場に自転車を停めています。
先日、自転車に乗って出かける用事があったので、エムオーは自転車に向かってテクテク歩いていました。
すると、自転車のハンドル部分に張り紙がしてあったのです。
「すわ!!なんだ!?俺なんかしたか!?」
不肖・エムオーは決められた場所に自転車を停めていて、マナー違反は犯していません。
しかし「何者かが不肖に対してブチギレている…」張り紙が見えた瞬間に、なぜかエムオーはそう確信してしまいました。
だってそうでしょう。
いきなり自分の自転車に張り紙が貼ってあったら、誰だって「何かしら文句が書かれている」と思うのではないでしょうか?
まさか「この自転車かっこいいですね」と書かれているとは誰も思わないでしょう。
しかも、それはそれでかなり怖いです。
一体何が書かれているのか見当もつきません。
エムオーの心臓は明らかにスピードを上げて脈打ち出しています。
どれぐらいの時が経っただろうか…。(本当は30秒も経っていない)
エムオーは覚悟を決め、一歩ずつ自分の自転車の方へと向かいました。
ゆっくりと進んだエムオーの目に、張り紙に書かれた文字が飛び込んできました…。
正直者は救われる
「ついにエムオーも万事休すか…」
「このブログも読み納めか。短い間だったけど楽しかったよ」
「傷つけられた側は覚えていても、傷つけた方は覚えてないってよく言うからな。エムオーは自分で気付かないうちに何かやっちゃってたんだろう。最低だな!」
そんなことを思った人たちは、サウナに入った時に自分の前に座ってるおっさんが髪の毛を派手に掻き上げたせいで、おっさんの汗をもろに体に浴びることになるであろう。
げに恐ろしや…。
1歩ずつ自転車に近づき、貼られている張り紙に書かれた内容を確認するエムオー。
その前にエムオーは自転車にある異変が起きていることに気づきます。
「ライトが壊れている…」
ダイソーで買ったクロスバイクのハンドルにつけるライトが、完全に破損しているのでした。
もはやしっかりと装着することができない状態で、なんとかハンドルの上に乗っている状態でした。
しがみついてると言ったほうが正しいかもしれません。
「まずい…ライトをぶっ壊すほどブチギレている…」
今この瞬間にも背後からブスっといかれるんじゃないかと、恐る恐る振り返るエムオー。
そこには誰もいませんでした。
一息ついたのもつかの間、張り紙に書かれてる内容を確認しなくてはなりません。
いったいなぜ自転車のライトを壊すほどぶち切れてるのか…この時のエムオーには見当もつきませんでした。
そもそもこの自転車がエムオーの自転車だということは、普通に暮らしていれば他の住人にはわからないのです。
そう思うとなおさら恐怖心が増してきます。
しかし、エムオーも男です。
しかも「漢」と書く方の男に憧れています。
こんな暴力に屈するわけにはいかないのです。
非暴力!不服従!
エムオー死すとも自由は死せず!
エムオーは張り紙に書かれた文字を読める距離にまで目をつぶりながら近づき、おそるおそる片目ずつ目を開けました。
自転車に貼られていた張り紙にはこんなことが書かれていました…。
張り紙に書かれていた内容は?
張り紙に罵詈雑言が書かれていると思った皆さん、期待を裏切って申し訳ありません。
僕の自転車に貼られていた張り紙には、こんなことが書かれていたのです。
『こちらの持ち主の方へ
自転車を出す時にぶつかり、倒してしまいました。
ライトを破損させてしまい、取り付けが不可能です。
申し訳ありませんでした。
1度ご訪問いただけますよう、お願い致します。
(部屋番号と名前)』
…………
…………
よかった!ブチギレられてるわけじゃなかった!
いや、むしろエムオーがキレてもおかしくない案件だった!
と言うかこの張り紙を残してくれた人、めっちゃいい人じゃないですか?
たぶん不肖・エムオーは、自転車に乗ろうとしてライトが破損しているだけだったら、正直イラッとしていました。
何かの腹いせにやられたのかと思って、少し恐怖心も覚えていたことでしょう。
しっかりと張り紙を張って伝えてくれたことにより、不肖・エムオーは怒りも恐怖心も感じずに済んだのです。
まぁその前にドキドキはさせられましたが。
たぶんこの張り紙をしてくれた人は、ライトを弁償してくれるつもりなんだと思います。
さすがに張り紙をして訪問して下さいと言っておいて、いざ訪問したら「あんなとこに停めてるのが悪いんだろう!」とキレられるとは考えにくいです。
こういう善い行いをされると、怒りというものが全く湧いてこないものなんですよね。
エムオーは張り紙を残してくれた人を訪問するつもりはありません。
「ちょうど買い替えようと思っていたのでライトの件は気にしないでください」というお手紙を、その方のポストに入れておこうかなと考えております。
ちょっと柄にもなくかっこいい感じになってしまって申し訳ありません。
ああ、こんな不肖の姿をあの子に見てほしい!
そして、あの子とスキャンダルしたいっ。
「いや…ライトがダイソーで買った100円のライトだからだろ?」
そう思ったあなた。
正解です。
これが数千円・数万円するライトだったら、もしかしたらエムオーは貼り紙の通りにその方を訪問していたかもしれません。
それはその状況になってみないと分かりませんから…。
とにかく、人の優しさに触れ「やっぱり正直である事って大切だな」と改めて強く思った不肖・エムオーでした。
人間って素敵ですね。
今回は少ししんみりする、ほっこりするお話をお届けしました。
お気に召していただけたでしょうか。
それでは皆さん、良いお正月をお過ごしください。
不肖・エムオーは今夜も孤独と共に夜を迎えたいと思います。
寂しいなぁ。